財団法人福井県文化振興事業団

刊行物案内
季刊ブンカ VOL.25 2007SUMMER

CONTENTS

■Essay
 理事長の退任にあたって
  (財)福井県文化振興事業団会長
  小野 光太郎 氏

■Top Interview
 人の「心を育む」文化
 福井県知事 西川 一誠 氏
  
■ブンカのトビラ
 書くことの魅力
 
作家・日本芸術院会員
  津村 節子 氏


ESSAY & TOP INTERVIEW

ESSAY
理事長の退任にあたって

 (財)福井県文化振興事業団会長
  小野 光太郎 氏

 平成9年9月20日に福井県立音楽堂「ハーモニーホールふくい」が開館して今年で10周年を迎えることとなりました。県立音楽堂は開館当初から(財)福井県文化振興事業団が県の委託を受けて管理運営をすることとなり、私は、その初代館長という重職を任せていただきましたが、更に、平成18年度からは指定管理者として企画運営の活性化を図るなど管理者制度への円滑な移行を図ってまいりました。


TOP INTERVIEW
人の「心を育む」文化

福井県知事 西川 一誠 氏

 住みやすい街の全国一位に選ばれることが多い福井。現在、福井では失業率が日本一低く、出生率が全国で上位を占めるなど、県全体が活性化しています。この勢いに乗り、福祉、教育、文化、そして環境をより充実させ、県民の暮らしの質を高めようと、『福井新元気宣言』を掲げて、さまざまな取組みを行っている県知事の西川一誠さん。
 平成17年には、県民が一丸となって「第20回国民文化祭ふくい2005」を開催し、福井の文化の底辺の広さと深さを確認しました。暮らしの質の向上には、文化は切り離せないと思いますが、まずは『福井県立音楽堂(愛称:ハーモニーホールふくい)』について、その思いをうかがってみました。

ブンカのトビラ

津村節子氏(作家・日本芸術院会員)が語る「書くことの魅力」

 福井生まれの女流作家、津村節子さん。
 昭和40年、芥川賞を受賞した小説『玩具』がベストセラーとなり、その後も、女性の生き方を描いた様々な作品を発表し続けてきました。同じく作家であった故・吉村昭氏とともに多数の栄誉ある賞に輝き、夫婦二人三脚で、文学界における不動の地位を確立。そんな津村さんに作家として生きてきた半世紀について語っていただきました。津村節子さんの小説に登場する女性たちは、どんな逆境や悲劇におかれても、けなげに、真摯に生きていく、芯の強さや美しさを兼ね備えています。
 戦争を必死に生きた少女たち。八丈島に流され島抜けを決行する吉原遊女。自らの生甲斐を探し求め、努力し続ける女性。恋愛や結婚に挫折しながらも、新たに再出発を果たそうとする女性たち・・・。決して平坦ではない女性の人生を、静かに、温かい視線で見守りながら、独自の文学の世界を展開しています。

 

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