財団法人福井県文化振興事業団

刊行物案内
季刊ブンカ VOL.29  2008 SUMMER 

CONTENTS

■ESSAY
ヴォルフェンビュッテル市のアウグスト公図書館を訪ねて 
(財)福井県文化振興事業団 評議員 市橋 優美子 氏

■TOP INTERVIEW
知れば知るほど奥深さがおもしろい 紫式部
 紫式部顕彰会 事務局長 渡辺 佳男 氏

■ブンカのトビラ
作曲家 池辺晋一郎の魅力
 作曲家 池辺 晋一郎 氏 




ESSAY & TOP INTERVIEW

ESSAY
ヴォルフェンビュッテル市のアウグスト公図書館を訪ねて     
    
(財)福井県文化振興事業団 評議員 市橋 優美子 氏

 夫の故郷である小浜市に嫁ぎ来て間もない頃、山川家から往診の要請があった。父の患者さんであったのだろうか。あいにく父は不在で、夫が往診に出かけて行った。患者さんは登美子の兄嫁、きくさんとのことであった。その日夫は、山川家のことや登美子のことなどを聞かせてくれた。与謝野晶子と鉄幹を競いあった歌人というだけの知識しか私は持っていなかったので、こんな身近に登美子がいたということは、大きな驚きだった。


TOP INTERVIEW
知れば知るほど奥深さがおもしろい 紫式部

紫式部顕彰会 事務局長 渡辺 佳男 氏

 日本文学史上最高の傑作とされる紫式部『源氏物語』には、都では経験できるはずもない大雪や、越の白山の描写など、越前での生活なくしては考えられない表現が見られます。
 今年は『源氏物語』が記録の上で確認されてからちょうど千年、京都府を中心に全国で千年紀のイベントが多彩に行われています。
 越前市でも紫式部の功績を広く伝えるための市民活動が活発に展開されています。その表舞台を支える「紫式部顕彰会」の渡辺さんにお話を伺いました。

ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に けふやまがえる
紫式部詠 谷崎潤一郎揮毫

 紫式部が越前武生で一年余りを過ごしたという史実をもとに、昭和33年に発足した紫式部顕彰会。「紫式部が武生で詠んだ歌を歌碑に、と当時『日野の杉むら』を遠望できた河濯山芳春寺に歌碑を建立、歌碑の揮毫を谷崎潤一郎氏に依頼、今にしてみれば『日本の文豪』というだけで、何の縁もないのによく行ったなと思いますね(笑)」


ブンカのトビラ

作曲家 池辺晋一郎の魅力
池辺 晋一郎 氏

 クラシック音楽だけではなく、映画、ドラマ、演劇など、様々なジャンルの作曲を、数多く手がけている池辺晋一郎さん。作曲家のほか、教育者、プロデユーサー、執筆者、さらに指揮者などの顔も持ち、日本で最も多忙な作曲家だと言われています。ユーモアあふれるトークでおなじみ、『N響アワー』(NHK)のレギュラー出演は13年目。そんな池辺さんの魅力に迫ります。  

音楽ファンを魅了し続けているNHKの長寿番組『N響アワー』への出演も、今年で13年間目。楽しく、分かりやすい解説で大人気の池辺晋一郎さん。「『N響アワー』の相方は5人目になりますが、僕はレギュラー出演を始めて13年目。その他、NHKのドラマやラジオ番組の音楽は多数。今までに、大河ドラマの音楽は5本も手がけています。ドラマ音楽を手がけているときは1年間、毎週毎週、渋谷のスタジオに通いましたね」という池辺 さん。

 
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