財団法人福井県文化振興事業団

刊行物案内
季刊ブンカ VOL.30  2008 AUTUMN 

CONTENTS

■ESSAY
「子供たちのために地域に根ざす生活文化の伝承を」 
(財)福井県文化振興事業団 理事 山崎 幸雄 氏

■TOP INTERVIEW
ひたむきに生き、演じるからこそ繋がる「縁(えにし)」。
女優 有馬 稲子 氏

■ブンカのトビラ
オペラ演出家 中村敬一の魅力

 

 

 




ESSAY & TOP INTERVIEW

ESSAY
「子供たちのために地域に根ざす生活文化の伝承を」 

(財)福井県文化振興事業団 理事 山崎 幸雄 氏

 福井県は日本の中でも長寿県として知られています。
 昨年一月に、米国リンフィルド大学のドーン・グラフハイト教授は学生たちを連れて来県し、福井の長寿の秘訣について調査をしました。その結果、「それは、お年寄りの活発な暮らしぶりにある。三世代同居の家庭が多く、地域とのつながりも強く、何よりもお年寄りが生きがいを感じている。」と指摘しました。


TOP INTERVIEW
ひたむきに生き、演じるからこそ繋がる「縁(えにし)」。

女優 有馬 稲子 氏

「源氏物語『百花撩乱』〜六条の御息所〜」に出演される有馬稲子さん。俳優生活60年を迎える今、必要なもの、大事なものだけ残して身軽になると新しいパワーが湧いてくる、と活躍の場を年々広げ続けられています。実は水上勉、近松門左衛門、宇野重吉、高見順らの作品に出演するなど福井との関わりも深い有馬さん。その有馬稲子さんにお話を伺いました。  

 有馬さんが「私の血肉」とまで話される舞台作品水上勉原作、木村光一演出「はなれ瞽女おりん」は、24年間で684回もの公演が実施された類まれなる作品。「本当に明るくて楽しい作品で、泣いて笑って最後には泣いて。24年間で主役が一度も変わらなかった舞台です」
 原作の水上勉さんも公演に何度も足を運ばれ、ある日『いつかこれをやりなさい』と、一人語りおりんの台本を手渡されたそうです。


ブンカのトビラ

オペラ演出家 中村敬一の魅力

 11月に《森は生きている》の演出を担当される演出家・中村敬一さん。一級のプロ・オペラの舞台を造るだけでなく、アマチュアとの共演・指導にも熱心で、多くの声楽家・演奏家達から信頼を集めています。今回は、中村さんが出会い、彼を魅了し続けるオペラの魅力についてお話をいただきました。

  日本における西洋オペラの歴史は比較的新しく、1880年代に国家政策で西洋音楽が導入されたときは器楽が中心、民間の浅草オペラ・藤原歌劇団などの運動が起こるまでは草の根的に上演されてきました。近年では一大市場ともいわれ、原語による公演/翻訳による公演/邦人作品によるオリジナル公演が並立し、日本のオペラ界はなかなか活況を呈しているともいえます。
 《森は生きている》は、林光さんが書き下ろした子どもも大人も楽しめる日本語オペラです。中村敬一さんは以前からこの作品に関わってきました。

 
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