財団法人福井県文化振興事業団

刊行物案内
季刊ブンカ VOL.31  2008 WINTER 

CONTENTS

■ESSAY
「福井大学総合図書館貴重資料」
(財)福井県文化振興事業団 理事 福田 優 氏

■Top Interview
想念の世界が生み出す、書への好奇心 
前衛書家 稲村雲洞 氏

■ブンカのトビラ
サクソフォン奏者 宗貞啓二の魅力

 

 

 




ESSAY & TOP INTERVIEW

ESSAY
「福井大学総合図書館貴重資料」
(財)福井県文化振興事業団
 理事 福田 優 氏

 福井大学総合図書館のホームページを開いていただくと「福井大学電子図書館」があり、福井大学が所蔵している貴重資料を見ることができます。この中には、「山川登美子の扇面」、「橘曙覧の短冊」の他に三国町の元大庄屋小島家から寄託された江戸から明治中期にかけての地方史料「小島家文書」、越前海岸をそのまま写し取った絵図で、江戸末期(推定)当時の海岸や集落の状況が描かれている「越前丹生郡南條郡海岸図面」、全国でも珍しい「水城」であった若狭小浜城の絵図「若狭小濱城之図」、十返舎一九が編集した御菓子のレシピ集「餅菓子即席増補手製集」、歌川広重が挿絵を描いた道中案内記「東海道風景図會」等があります。この他にも江戸時代を中心とする和製本等の未整理資料が2万点近くもあり、多くの宝が眠っていると思われます。


TOP INTERVIEW
想念の世界が生み出す、書への好奇心
前衛書家 稲村雲洞 氏


今年、秋の叙勲で旭日小綬章を受章された稲村さんは、御歳84になられる現在も強い信念と情熱を持ち、日々ひたむきに前衛書運動に取り組まれています。世界を舞台にダイナミックな大作を次々と発表する一方、「般若心経」を綴った極小サイズの作品制作もライフワークのひとつ。40年以上暮らしたふるさと福井での想い出や、創作の原動力についてお話を伺いました。

 福井市に生まれ、教職に就き、昭和44年に上京、書の世界に身を投じられた稲村雲洞さん。今や前衛書家の大家として活動を続けておられますが、根源はふるさとの福井にあるといいます。


ブンカのトビラ

サクソフォン奏者 宗貞啓二の魅力

 今年9月23日の「ワンコインコンサート」で「パイプオルガンと5本のサックスのための『天気輪の柱』」を演奏し、鮮烈な音楽を聴かせてくれた本県出身のサクソフォン奏者・宗貞啓二さん。
アーティストとして国際的に活躍するだけでなく、コンクールの審査員、教育者としても多くの実績をお持ちです。県内のアマチュアとの共演や、指導にも熱意を持たれ、来年2月には福井県新人オーディションの審査員の務めます。そんな宗貞さんに、サクソフォンとの出会いやご自身の音楽人生について語っていただきました。

 9月23日の委嘱作品初演で素晴らしい音色を聴かせてくれた宗貞啓二さんは、福井県出身の世界的サクソフォン奏者であり、指導者でもあります。
 宗貞さんとサクソフォンの出会いは、と伺ったところ、「鼓笛隊の空席待ちから始まったんですよ」という答えが返ってきました。技術・音楽性ともにトップアーティストとして活躍する今では信じられない話です。

 
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