財団法人福井県文化振興事業団

刊行物案内
季刊ブンカ VOL.34  2009 AUTUMN 

CONTENTS

■ESSAY
『次代の文化を育むために…』 
(財)福井県文化振興事業団 理事 三谷聡 氏

■Top Interview
『音楽の感動を多くの人に届けたい』
武蔵野音楽大学教授 池田温 氏


■ブンカのトビラ
『詩人 中島悦子の魅力

 

 

 

ESSAY & TOP INTERVIEW

ESSAY
「次代の文化を育むために…」
(財)福井県文化振興事業団
理事 三谷 聡 氏

 当社は、平成6年3月に操業80周年記念事業の一環として、財団法人三谷市民文化振興財団を設立しました。豊かな社会づくり・地域づくりに貢献する目的から、県内全域の文化芸術や生涯学習・ボランティア・スポーツ等の市民文化活動に助成しております。 昨年度は応募総数78団体中、文化芸術団体・ボランティア団体・各種スポーツ団体等の44の団体に総額1100万円を助成しました。その中にクラシック演奏会への助成もありました。県内出身の演奏家が指導している「福井交響楽団第23回定期演奏会」や、県出身の若手演奏家に発表の場を提供するという支援企画「AOSSAに集う福井の宝」に助成、協力してきました。

TOP INTERVIEW
音楽の感動を多くの人に届けたい
武蔵野音楽大学教授 池田温 氏

中学生のときに音楽の素晴らしさに目覚めて以来、一筋にその道を歩んできたという池田温さん。中学校の教師からスタートし、文化行政という立場から学習指導要領の改訂や新国立オペラ研修所の立ち上げなど、音楽の様々な土台作りにおいて活躍してきました。幅広い経験をもとに、現在、大学で教鞭をとる池田さんに、「アートマネジメント」についてお伺いしました。
「音楽を学んだからといって、音楽教師や音楽家になるだけが道ではありません」という池田温さん。武蔵野音楽大学の教授であり、アートマネジメントという分野において、先駆者的な存在です。 アートマネジメントとは、芸術と人、そして社会をつなぐ仕事のこと。具体的には、コンサートやオペラなどの舞台芸術を創り上げる仕事ですが、学芸員や音楽施設、音楽芸術団体の専門スタッフなど、いろいろな可能性が広がっているそうです。
ブンカのトビラ

詩人 中島悦子の魅力

「マッチ売りの偽書」で、第59回「H氏賞」を受賞した福井市出身の中島悦子さん。現代詩の世界に足を踏み入れたのは、福井市で過ごした中学・高校時代でした。横浜市在住の今は、小学校の先生をしながら、詩を書き続ける毎日。難解と思われがちな現代詩ですが、中島さんによれば「全部分からないから面白い」のだそうです。「現代詩は常に文学の最先端」だという中島さんに、詩を書き始めた頃のこと、中島さんが考える現代詩の役割などについて伺いました。
「文学少女だったんですよ」という中島悦子さん。「中学生の頃は萩原朔太郎や中原中也を読んでいました。そうしたら、やはり文学好きだった姉が、こんな詩もあるよ…と荒川洋治さんを教えてくれました。その時新しい現代詩に触れて、すごい・・・こういう言葉を自分も使えるようになったらどんなにすばらしいだろうと思いました」。

 
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