CONTENTS
■ESSAY
『日常を楽しむ暮らしの実現 』
〜「教育・文化ふくい創造会議」第三次提言を受けて〜
福井県教育委員会教育長 広部 正紘 氏
■Top Interview
『「ものづくり」には「好奇心」が大事 』
清川メッキ工業株式会社社長 清川忠 氏
■ブンカのトビラ
『作曲家 青島広志の魅力 』
ESSAY & TOP INTERVIEW
ESSAY
日常を楽しむ暮らしの実現
〜「教育・文化ふくい創造会議」第三次提言を受けて〜
福井県教育委員会教育長
広部 正紘 氏
さる2月9日に、第三次教育・文化ふくい創造会議から、新しい文化政策のあり方について提言をいただきました。
福井県立大学学長の祖田座長をはじめ委員の皆様には、福井文化の振興という観点から、倉氏や風土、歴史、人物、文化財、芸術など幅広くご議論いただきました。改めて感謝申し上げます。
さて、本県は、古来、都に近かったこともあり、歴史や風土、人々の暮らしの中で育まれた有形・無形の文化財を数多く有しています。
また、固有の生活環境に支えられた伝統や食文化、技術力が今もなお、脈々と受け継がれています。幕末において、明道館を設立し、文武両道を目指す本格的な教育改革を進めた松平春嶽公から続く、人づくりの伝統も現代に受け継がれ、「小中学生の学力・体力全国トップ」の成績につながっています。
TOP INTERVIEW
「ものづくり」には「好奇心」が大事
清川メッキ工業株式会社社長 清川忠 氏
めっきのことが大好きで大好きで、何でもめっきに結びついてしまう、また、いろんな世界がそこから広がっていく清川忠さん。この仕事を選んだのは、「電話帳で一番業者の数が少なそうだったから」だそうですが、持ち前の旺盛な好奇心が、その世界を深め、広げ、そして最先端に。清川さんが「めっき」を通して見てきた「ものづくり文化」とは?
「めっきほど面白い仕事はありません」と清川忠さんは断言します。めっきの基本的な仕組みは明治の初期頃から変わっていないそうですが、「その応用は無限にあります。だから可能性も無限です」。
めっきは表面を飾るものというのは昔の話。今は電子部品関係が主力。プリント基板や半導体、電子チップ部分などには欠かせません。「めっきでしか出来ないことがたくさんあるんです」。清川さんの会社が持つ「ナノめっき(100万分の1oレベルの処理)」の技術は、電子部分の小型軽量化には不可欠。めっきがなければ今の携帯電話・テレビ・カメラは出来ません。
ブンカのトビラ
作曲家 青島広志の魅力
コンサートの舞台狭しと飛び回り、ピアノを弾いたり、指揮棒を振ったり、時にはカツラをかぶって大作曲家に扮し、いや、そもそもこの方は作曲ではなかったか?
底知れぬ魅力を秘めた青島広志さんが、「『熱狂の日』音楽祭in福井」で、ハーモニーホールのステージにやってきます。
公演を前に、仕事・音楽・少女マンガ・ショパン…いろいろ伺ってみました。
速射砲のように飛び出すコトバは、ここかと思えばあちらへ飛び、ますますその正体は謎に!?
ある時はコンサートの司会者、ある時は作曲家、時にはピアノを弾き、指揮棒を持ち、テレビでもよく見かけ、イラストも文章も手がける才人…青島さんの仕事は、とても一言では表せません。でも、あえて「どれかひとつ選ぶとしたら?」と尋ねてみると、「学校の先生。最後にはそれが残ると思う」と答えてくれました。
「もちろん、人前での演奏や司会もやっていたい。人に歓びを与えることが好きだから。私は作曲から音楽の仕事を始めた人間だけど、実は辛くて、夜中に泣きながら書いたり…。先を急ぐタイプなので、書いてすぐに音にならないのがイヤなんです。でも、世の中にはいい曲がいっぱいあるから、そこに自分の演出や話を加えて、みんなに伝えていきたいと思うようになったんです」。